貯まるビタミン 流れるビタミン

ビタミンが何種類あるかご存知ですか?
全部で13種類あります。
ビタミンは、大きく2つに分類されています。
ひとつは、油に溶けやすい性質の脂溶性ビタミン。
もうひとつは、水に溶けやすい性質の水溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンには、A・D・E・Kの4種類。
水溶性ビタミンには、おなじみのビタミンB群やCです。

水溶性ビタミンは、尿に溶けて出て行くので、たとえ摂りすぎてしまっても、尿と一緒に排出されます。
しかし、脂溶性ビタミンは、水には溶けないため、摂りすぎてしまうと、体の中に貯まってしまい害となる場合もあります。
蓄積するという点では、脂溶性ビタミンは注意して摂らなくてはいけませんが、水溶性ビタミンのなかのビタミンB群では、1つが偏って過剰になると、余計なものが尿に出るときに、他のビタミンB群の物を一緒に出してしまうので、偏った摂り方は、他のビタミンの不足を招いてしまいます。

食べ物からのビタミン摂取では過剰になることは、おそらくありませんが、医薬品・サプリメント・健康食品などで補う場合には、注意が必要です。
特に多種類の物を一緒にのむときには、かならず必要量と摂取量のチェックを行ってからのむことをお勧めします。
販売している薬剤師・サプリメントアドバイザー・販売員に必ず相談してくださいね。

Author 壽代 - Category ちょっと耳より 栄養学 - 2005年02月24日

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