二階から目薬

ちょっと耳慣れないことわざかもしれませんが、二階から目
薬をさすなんて、想像しただけでもイライラしそうですよね?
つまりこれは、非常に回りくどいことのたとえ。ほとんど効き目がないという意味もあります。

 患者さんとお話をしているとよく気になる事があるのですが、目薬の正しいさし方をされていない方が多いですね、真上を向いて一生懸命 口を“あぁ~”ってあけてと高いところから(まるで、二階から目薬のように…)さしていらっしゃる方が多いのですが、それでは、目薬の無駄遣いになってしまうことが多いですし、目の周りについた目薬がそのまま乾いてかぶれの原因になってしまう方もいらっしゃいます。お恥ずかしい話、目薬を渡すときに、正しいさし方をきちんと説明する薬剤師がいないのも事実なのですが。。。

うまく目薬をさすウラワザは、鏡で自分の目を見ながら、目薬を持っていないほうの手で“あっかんべぇ~”をして、目じりの方に1滴さしてください。上を向いたり、口をあけたりしなくても簡単に目薬がさせますよ。目薬の節約にもなりますよ。

Author 壽代 - Category おくすりの話 | 暮らしに活かす 体のことわざ - 2007年03月01日

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