日焼け止めについて その2

日焼け止めは、紫外線から肌を防御することを目的につくられています。
基本的には、紫外線吸収剤紫外線散乱剤から構成されています。

紫外線吸収剤は、光化学反応によって、紫外線を防御します。(成分自身がいったん紫外線を吸収し、熱エネルギーに変えて放出する。)

紫外線散乱剤は、紫外線を物理的に散乱、反射させて防御します。微粒子酸化チタン酸化亜鉛などがよく使用されています。
 たとえば、スポーツ選手などが、眼の下などに白いお化粧?!みたいな物をつけているのを見たことがありませんか?あれは、サングラスをかけるかわりに、この紫外線散乱剤(酸化亜鉛の軟膏)をつけて紫外線を反射させているのです。
 また、一昔前の日焼け止めは、塗ると。。。まるでバカ殿やお公家さんみたいに“マッシロケッケ (゜O゜) ” になったり、黒い洋服を着たら、洋服が白くなっちゃった~Σ( ̄ロ ̄|||)がががーん!! って事ありましたよね?
そのように、日焼け止めを塗ると白くなってしまうのが、この紫外線散乱剤の仕業なのです。最近では、ずいぶんと改善されていますけど。。。まだ、中には白くなってしまうものもあるのでご注意を。。。
特に、ノンケミカルをうたっている物や、SPF値の高い製品などには、ありがちなので、一度お試しになってから購入することをおすすめします。

SPFって何?高い数値のほうが良いの?
だいたい “日焼け止めの強さをあらわす” って事は、皆さんイメージとしてとらえられていらっしゃるとは思いますが、SPFは、Sun Protection Factorの略で、主に肌を赤くするレジャー紫外線『UV-B』(中波長紫外線)をどれくらい防ぐことができるかをあらわす数値です。つまり、SPFとは、UV-B防止のバロメーターなのです。
 たとえば、何も塗らない状態で紫外線に当たったときに、20分で肌が赤くなりはじめる人が、SPF25の日焼け止めを使用した場合には。。。
20分×25(SPF値)=500分(約8時間)
肌が赤くなるのを防ぐことができる
っと言うことになります。
*肌が赤くなりはじめる時間には、個人差があります。

と、いうことは、SPFが高ければ良い!というのには疑問が残りますよね?

最近の日焼け止めには、PAってついていますよね?
PAって何?
PAとは、Protection grade of UV-Aの略で、真皮に届く生活紫外線『UV-A』(長波長紫外線)をどれくらい防止できるかの目安です。つまり、PAとは、UV-A防止のバロメーターなのです。
PAは、3段階に区分されており、効果の度合いを「+」の数で表します。
PA+:効果がある。
PA++:かなり効果がある。
PA+++:非常に効果がある。

敏感肌の方を対象とした商品には、「紫外線カット剤」をシリコンコーティングしたものがあります。
お肌の調子が気になる方には、お肌に直接触れないようにこちらの商品をお勧めしています。
また、極力「紫外線カット剤」を配合しないタイプのものもあります。

Author 壽代 - Category 美容情報 - 2010年03月10日

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