日焼け止めについて その3

どんな日焼け止めを選べば良いのでしょうか?

選択のポイントは、低刺激性のもの、アレルギーテスト済みのものなどを使っていただくことをおすすめします。
また、ウォータープルーフタイプのものよりも、落ちやすいタイプの物の方が、比較的刺激の少ないものが多いです。
まずは、専用のクレンジングが必要ない、落ちやすいタイプのもので、敏感肌用とかキッズ・ベビー用等を選ぶと良いでしょう。
一般的な日焼け止めでは、SPFはなるべく低めの物の方が肌へのダメージも少なくて良いのではないでしょうか?
SPFが少なくても、日常の生活上の紫外線ならば、防ぐ事ができます。

しかし、紫外線吸収剤が刺激になってトラブルの原因になる場合もあります。
敏感肌用やベビー用の日焼け止めを使用しても、かぶれてしまう場合や、“どんな日焼け止めでも、必ずといってもかぶれてしまう” という方には、白くなるのが嫌だといっても、この紫外線吸収剤が入っていない紫外線散乱剤のみのノンケミカルタイプの日焼け止めを使用することをおすすめします。それでも痒くなる方は、いますが・・・

そして、いきなり、全身に使用するのではなく、初めて使用する商品に関しては、まず、二の腕の内側の柔らかいところや、太もも、おしりのほっぺの部分などにほんの少し塗って、赤みやかゆみがないことを確認してからにしてください。

それから、こまめに塗りかえていただくのをおすすめします。
たとえば、水などに入る場合は、水から出てきたら塗るとか、陸上でしたら、午前に1回・午後1回の2回は、最低でも塗りなおしてください。
塗りなおすときには、必ず前に塗った物を専用のクレンジングシートやウエットティッシュなどで拭きとってからボディーローション(化粧水)⇒日焼け止めの順に塗りかえていただくことをおすすめします。

※ただし、敏感肌の方は、クレンジングシートやウェットティッシュでは、かぶれやトラブルの原因になってしまうかもしれないので、ぬるま湯やお水で洗ってから塗り替えたほうがよろしいかと思います。
家の店では、拭き取り、保湿、クールダウンには、天然水のスプレーなどをおすすめしています。

ここまで、日焼け止めの選び方と塗るときのポイントを話してきましたが、 しかし、ベースとしてしっかりスキンケアをしてから使用していただいたり、日ごろのスキンケアしだいでは、大丈夫な場合もありますので、ノンケミカルは、それでもだめな方のみおすすめしています

なぜかというと、私もわりと肌が敏感なのですが、某メーカーのノンケミカルを使用したところ、落そうと思ってもなかなか落ちた気がしない。(亜鉛華単軟膏を塗った気分・・・)
しかも、お気に入りのターコイズブルーのカットソーに白い後がついて、何度洗っても取れません(゜―Å)。。。


 じゃあ、超敏感肌の方は、どうすれば良いのか?

それは、簡単!!顔のお化粧と一緒です。ベースとしてしっかりスキンケアをしてから日焼け止めをつければよいのです!
女性の方なら、顔を洗ったままにしたり、お化粧をするときに、いきなり日焼け止めやらファンデーションをつけていらっしゃる方は少ないはず。(そう願っています (⌒o⌒;) ・・・)
まず、顔を洗ったら、洗顔⇒化粧水⇒乳液⇒収れん化粧水⇒日焼け止め⇒下地⇒ファンデーションという順序で塗っていきますよね?というか、これがおすすめの順序です。
じゃあ、体につけるときには?とうかがうと・・・「えっっ?そのまま塗ってるけど…そうじゃないの?」と、言われる方が多いのですが、それは、敏感じゃない肌の方なら大丈夫ですが、敏感肌の方にはゼッタイにNO!! です。
日焼け止めの多くは、皮膚を乾燥させてしまうものが多いので、とくに体に使用するものは、顔のようにスキンケアをする事がないことから、保湿成分の配合された物を選んだほうがよろしいと思います。
しかし、保湿成分にかぶれてしまう方、あまりベトつく製品が苦手な方は、
顔のように化粧水も乳液も収れん化粧水も…とは言いませんが、せめて、ボディーローションぐらいは、塗ってからにしてください。敏感肌用の化粧水でもけっこうです。化粧水は、コットンを使用しなくてもよろしいので、皮膚にしみこませるように、上からやさしく押し込むような気持ちで使用してくださいね。

私の場合は、“ゼッタイ日焼けしちゃうわ”という場合用の日焼け止めを使うときには、顔は普段のときより念入りに基礎化粧品をつけますし、からだにも必ず敏感肌用のボディーローションをつけてからにしています。
ボディーローションにもいろいろな種類がありますが、軽い日焼け止め効果の入ったボディーミルクから、保湿効果や皮膚の水分保持機能改善をうたっているものなど色々と種類がありますので、ご自分の肌にあった物を選んでいただければと思います。

紫外線も、日焼け止めもエアコンも何気にお肌の乾燥を招きます。
夏は湿気があるから大丈夫と思いきや、じつはかくれてお肌は乾燥してしまっているのです。そういった意味でも保湿は忘れずに!!

とにもかくにも、正しいスキンケアを行っていれば、紫外線の害も日焼け止めのカブレも防ぐことができますので、心配はいりません。とりのぞく(洗浄・清潔)・ととのえる(保湿など)・ふせぐ(紫外線防御など)が夏のスキンケアのキーワードです。

Author 壽代 - Category 美容情報 - 2010年03月10日

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